NEWS

2025.07.25
百合小説家:綾加奈先生からレビュー到着!

百合小説家:綾加奈先生から
『リルヤとナツカの純白な嘘』のレビューコメントをいただきました。

 

■綾加奈先生レビューコメント

浅生詠先生が百合!? しかも切符先生を携えて!? と私的にかなり衝撃でした。

恐らく同じ衝撃を抱えている方も相当数いると思うので、一番大切なことを頭で話しておこうと思います。

 

大丈夫です。安心してプレイしてください。

最高でした。

切符先生という看板に恥じない百合ゲームです。

 

以下、好き勝手なレビュー。

今作の特徴として「必要最低限の地の文」というものが挙げられますが、それはイラストレーターへの高い信頼があってこその芸当だと思います。そしてその期待に応えるように渾身のスチル絵で殴りつけてくださる切符先生。切符先生のファンとして、これ以上の幸せはありません。とくに今作は「絵」がテーマの1つであることもあり、先生のイラストのタッチが物語と非常にマッチしていました。登場人物の表情や心境、その空間の構成要素の大部分がイラストと音楽、画面効果に一任されている。きちんとゲームとして生まれるべくして生まれた物語だと思います。さらに物語の中で「絵」そして「見る」という行為それ自体に意味が付与されていく様はとても興味深く、人生として面白い体験でした。

 

私も誰かのために語ることの素晴らしさの中で生きていきたいです。

私はまひると夜が癖でした。

 

<綾加奈>

札幌出身の作家/シナリオライターで、おもに札幌を舞台にした百合小説を執筆。
個人出版で多くの電子書籍を刊行し、Kindle unlimitedで配信中。代表作に『子猫を拾う、子猫の癖に』(装画:紫のあ)、『キッキン・オン・ヘブンズ・ドア』(装画:ろるあ)、『姉の娘と正しく在りたい世界の私』(装画:幾花にいろ)など。
『花束から一輪の幸福を 百合短編小説集』では『リルヤとナツカの純白な嘘』と同じく「切符」がイラストを担当している。
『零合』創刊号(零合舎)でデビュー、最新作は同第2号の「腐り落ちてなお」。

綾加奈 Xアカウント(@saionzi_ayakana):https://x.com/saionzi_ayakana